高校サッカー 私学と公立

今年の高校選手権、決勝戦は公立校同士の対戦。ここのところ国見を除けば私学の高校の活躍が目立っているが、そういう面から見ると面白い決勝戦だったのかもしれない。

しかし、この2校、とても公立校とは思えない。国見に至っては自前の寮まで完備している。

とにかく高校選手権にでてくるチームは選手集めに躍起である。公立には学区というものがあるが、いろんな手を使ってその枠をなくしている。私立の学校が設備が整っているのはまあ自然かもしれないが、公立でも負けていない。体育科がある学校や単位制の学校などはやはり並みの設備ではない。私の母校、南宇和高校のように芝のグラウンド1面、クレーが2面、さらにスタンド付の野球場、雨天練習場まで自由に使える公立校もある。シャワールーム、ロッカールームまで用意されていて至れりつくせりである。

私学と公立というタイトルで書いたが、クラブチーム化できたチームがこれから主導権を握っていくだろう。国見もこれまでは大阪等から選手を集めていたが、今は中学から選手を集めて6年がかりで育てている。市立船橋にもヴィバイオ船橋という下部チームがある。地域密着でこの形をつくったチームが今後の主流になるのだろう。それには部活動のトップにたつ監督の熱意でどうにでもなるだろう。