初動負荷理論との出会い

 foot001さんのご要望にお応えして早速、このテーマで書いてみたいと思います。
 そもそも私が初動負荷理論に出会ったのは今から6年前。阪南大学の構内でのことでした。そこでは阪南大学のサッカー部が乳酸値測定を行っていたのだが・・・。
 当時私はオランダサッカーにはまってました。クライフのビデオを見たり、アヤックスの試合やトレーニングのビデオを見たり・・・。阪南大学で見たものは、そこにクライフが、リトマネンが、クライフォートが???
 日本人なのだが走っている姿はアヤックスのフィジカルトレーニングのビデオとおんなじ。目を疑いました。早速須佐監督に聞く。「初動負荷理論っていうんよ。行ってみる?」考える間もなく「はい」翌週には鳥取に行ってました。
 鳥取に行って最初にショックだったのは(ほとんど全てのことがショックだったのだが・・・)走るということの考え方。
 立ったまま地面を蹴って走ることができますか?もちろんできません。立ったまま足を動かさず上体を前に倒していくと、脚が前にでましたよね。これが根本です。重心の移動によって走ったり飛んだり投げたりしているのです。後は投げる動作。ゴム(チューブ)を使ってのトレーニング、やったことありませんか?でも投げる動作を考えてください。ボールを投げ終わった後に力を入れることなんかないですよね。チューブトレーニングで一番負荷がかかるのは?
 こういう感じで1週間の合宿を行いました。考え方を全て変えなければいけないと思いました。ここでの出会いがなければ今指導者にはなってなかったでしょう。こんなに本気でサッカーに関わることもなかったと思います。
 foot001さん、こんな感じでいかがでしょうか?