1-5.その他の用具

ボール、ウェア、スパイクの他に絶対に用意しなければならないのがすね当て(シンガード)です。1986年トヨタカップのプラティ二選手のようなストッキングの履き方はもうできません。すね当ての着用はルールで義務付けられています。足首まで一体式のもの、小さなもの、大きなものいろいろな種類がありますが私個人は小さ目のものを使用している。個人の好みなので何ともいえないが、すねの前と後ろ両面にいれている選手もいる。ただストッキングはできるだけ上にあげて履くこと。アンリ選手のように膝上まであげて履いてもいいが膝下までできるだけ高い位置で履いてもらいたい。こういう履き方をすることによって膝から下を長く見せることができる。相手に対しての威圧感もあるし、見栄えがいい。目の錯覚なのだろうが強いチームに見えるはずだ。

 その他はバック。中学生、高校生はエナメルバックが主流だが、やはりこれは使いやすい。長持ちさせるには1週間に一度位は中身を全部出して干すくらいはやって欲しい。汗をかいて着替えたものを入れるわけだからきれいなはずはない。書き忘れたがすね当ても使い終わったら軽く水洗いすることをお勧めする。
 小学生低学年には3段リュックがお勧め。リュックの中が3段に分かれていて、一番上にボール、2段目に着替えとお弁当、3段目にスパイクを入れることができる。移動時に両手が開くから危なくない。雨の日でもボールとスパイクを他と分けて入れられるので汚れる心配がない。

 できるだけ用意して欲しいのは帽子。日本のグラウンドは影が少ないところが多いので、夏の練習、試合のときは帽子を忘れずに用意して欲しい。熱射病になってからでは遅いです。

 後は飲み物。ボトルやペットボトルを凍らせて持ってきている選手が多いが、私は夏であっても暖かい(熱いではない)紅茶を水筒に用意するのが一番良いと思っている。練習の合間に水筒の紅茶をコップに移してゆっくり飲む。冷たいとどうしても飲みすぎてしまう。また夏場に喘息が出る選手も多いがこれは冷たい水の飲みすぎの場合が多い。高校生でも冷たいものを飲ませず暖かいものに変えたところ喘息持ちの選手も喘息がでることなく最後の1シーズン過ごせた。ぜひ試して欲しい。