4-3-2.底の選手の役割

 ダイヤモンドの底に位置する選手の役割。まず第一にあげらるのはサポート。ボールをつなぐ起点となりながらサイドの選手がボールを持ったら斜め後方にサポートする。
 底の選手がサイドの選手のサポートをすることでサイドの選手は思い切ってチャレンジすることができる。ドリブル突破、スルーパス、ワンツー等サイドの選手は切り込み隊長。それを後方から支えるのが底の選手の役割だ。サイドの選手がボールを相手に奪われたら一発でかわされないように
1)ボールを奪い返す
2)相手をけん制してボールを奪われたサイドの選手と挟んでボールを奪う
3)相手に速攻をさせないようにゴールへの最短距離を防ぐ
これらを瞬時に判断して相手に得点のチャンスを与えずもう一度攻撃に移れるようなプレーを心掛ける。

 さらに攻撃の方向を決めるのも底の選手の役割だ。右サイド、左サイドどちらのサイドにスペースがあるか。サイドのアタッカーの駆け引きは、トップの選手の動きはと常に他の3人の動きに目を光らせサイドの選手とボールを交換しながらチャンスをうかがう。ここぞというときにはトップの選手にスルーパス、サイドの選手を裏に走らせる、サイドチェンジと攻撃の基点としての役割は大きい。

 また3人でボールを回す際にはダイレクト、ワンタッチ等をうまく使い攻撃にリズムの変化をつけることも重要。

 現代サッカーでもっとも重要なポジション「ボランチ」の動きの基礎となる4対4での底の選手の役割。いろんな部位でのキックも必要だ。