4-3-5.アイコンタクト

このテーマは悩んだ。考えがまとまらない。
実際、今でもまとまらないのだが、前に進まないので文章にすることにする。

パスの出し手と受け手がプレーの前にお互いの目を合わせて次のプレーをイメージする。これがいわゆるアイコンタクトといわれるものだ。

このプレーは個人の度量が大きく作用する。受け手と出し手が同じイメージを描けない限り、目を合わせたところで良いプレーは生まれない。

だからアイコンタクト(意思の疎通)を行うには、まずチームの戦術をしっかり理解する必要があるだろう。チームがどのようなサッカーをするか理解していると選手は迷わずプレーすることができる。考えることが多くなれば判断は遅れてしまう。

さらにチームメイトの特徴を把握しておくことが必要だ。お互いの特徴を活かすような意思疎通を行いたいものだ。

このプレーで一番感動を覚えるのは初めて一緒にサッカーをやるのにプレーのイメージがあった人とやる場合。言葉を交わすわけでもない、指示をするのでもない、本当に目と目が合っただけでこちらの意図するところに動いてくれるし、ボールが出てくる。フットサルでもこういうことがあると本当に楽しくなる。

アイコンタクトは本当に難しい。目と目を合わせるだけで予測ができるというのは真実であり嘘である。

チームとしてのトレーニングを積んでもある程度までしか上達しない。プレーのイメージを高めることしかないのである。