RDF施設で爆発事故

 今回のこのニュースを聞いて起こるべくして起こった事故だと思った。
 この半年間、大手の電機メーカーと一緒にこの問題について考えてきたが、ごみに対する認識があまりにも低すぎる。この大手メーカーだけでなく、私たちのプラスチックリサイクルシステムの話を聞きにくる人たちの認識の低さにはあきれてしまう。

 ほとんどの人が「金儲け」ができるからと話を聞きにくる。環境問題を解決するためではなく、金儲けができるであろう環境ビジネスに参入するためにきている。だからごみの本質的な話になるとそこは「私には分からなくてもいいことだ」なんて言って逃げてしまう。ここが一番の問題なのである。

 ごみは生き物である。臭いも出るし、危険も伴う。ごみを甘く見ると今回のような事故は後を絶たないだろう。大量にごみを処理する、コストを下げる、より多くの利益を出す、これは経済活動としては当たり前のことかもしれない。しかしリスクは増大する。

 ごみ処理施設を建設する人、導入する人と実際に現場で運営する人が同じ場合は全くといっていいほどないだろう。
 現場でしか分からない危険度を管理者は本当に理解できるのだろうか?
 企業の上層部が利益だけを見て会議室で物事を決める。何も知らない労働者が訳も分からず機械を動かす。これで問題が起こらないほうが不思議なくらいだ。

 ごみの現実、この事故をきっかけにもう一度見直してほしい。RDF施設の現実ももっともっと市民に知らせる必要があるのではないだろうか?私たちが運営している産業廃棄物施設にはRDF施設を稼動させてる町からペットボトルのキャップを受け入れる準備をしている。まだ正式決定ではないが、ペットボトルのキャップはRDF発電用固形燃料の原料にはならないそうだ。今日の朝日新聞にはごみ焼却施設はほとんどが談合で建設されているという記事が出ている。
 良いものを良い、悪いものを悪いと判断できないのは現場を無視しているから!もう一度足元から見直す必要があるのではないだろうか。