続)ジーコ解任デモについて

ジーコ解任デモについて若者が一生懸命考えて行動に移したことはある意味で評価する。
で、私がどうしても疑問を感じるのが、その矛先が「ジーコ」でいいのか?ということである。
解任派の意見を読んでみると戦術がないというのが一番の理由のようだ。
「日本代表の試合が面白くない」=「ジーコ解任」は当てはまらないと思うのだが・・・。
せっかくなのでもう少し考えてみたい。

[日本代表監督の変遷]
1.オフト
 ”日本代表”に基本を徹底した。「アイコンタクト」「トライアングル」などがキーファクター
2.ファルカン
 ”若手の発掘”結果が出ずに解任となったが岩本を10番に据えたり若手への切り替えをはかった
3.加茂
 キーファクターは”ゾーンプレス”チームの完成度は高かったがアジア予選のチームには通用せず
4.岡田
 アジアを勝ち抜くためにチームを改造。世界を目指したゾーンプレスを捨てスイーパーシステムを導入。ワールドカップでは1勝もできず
5.トルシエ
 自らの理論に基づくチームを作り上げた。ただトルシエ自身のゲームを読みきる力のなさのため批判をあびた
6.ジーコ
 選手の個の集合がチームになるというようなチーム作り。思った以上に子供だった日本の選手のため、チーム作りはうまくいっていない。それを分かっていながらジーコは選手を擁護しているように見える。これを無能というのが適当なのかどうか、ここでジーコがトルシエのように選手批判をしたら選手はますます反発するだろう。ギリギリのところで大きな大きな我慢をしているようにも見えるのだが・・・。

[私の意見]
 私の考えをはっきりさせると、ジーコは続投。このチームの一番の問題は選手にある。ようは子供の集団なのだ。練習で風邪を引いたのをジーコのトレーニングのせいだとしても彼らはプロ選手。身体のケアはできたはずだ。
 またヨーロッパ組が帰国してすぐに試合という今後絶対に避けて通れない現実を多くの選手が経験している。この経験は今後の日本の大きな力になる。この部分は見守るしかないと思う。

 ただこれまでの歴史の中でこのジーコ監督の取っているやり方は私自身指示している。戦術の徹底で勝ち進むことができないということは加茂、トルシエが示している。またトルシエ代表で評価された選手達が今は所属チームで評価されていない。まだまだ選手が育っていないことの証明だと思う。

 ジーコからは選手への批判の言葉がほとんど聞かれない。これが何を意味するのか、もっと深く考えたい。「日本代表のことは私たちが一番考えている」という川渕キャプテンの言葉、私も大いに支持する。