天皇杯3回戦 Jの悲劇

 サッカーを取り巻く環境はそんなにいいものではない。私個人としても愛媛FCをサポートしていくということでここ数ヶ月いろいろやってみているが、大きな大きな壁にぶち当たっている。そしてそれはJリーグの歴史の負の部分なのであることが多い。

 それを解決しようとするには、やはりJリーグというプロリーグがしっかりと運営されているということを証明して積み重ねていかなくてはならない。1番分かりやすいのは結果、今回のようなジャイアントキリングは実際はない方がいい。今日天皇杯3回戦、J2・1位の横浜FC、3位ヴィッセル神戸、6位東京ヴェルディ1969、10位水戸が下位のカテゴリーのチームに敗れた。JFLより下のカテゴリーのチームにも敗れてしまった。1チームや2チームならまだ許されるだろう。それが4チーム、札幌は延長、鳥栖は3失点して逆転勝ち、約半数のチームが苦戦してしまった。Jのレベルが低いことを曝け出したといっても過言ではないだろう。もちろん敗れたチームだけが悪いのではない。

 ただでさえワールドカップでの失望、Jリーグの観客動員数前年割れなど順風満帆とは行かなくなってきている。巨額の債権放棄や税金投入、親会社の実質赤字補填で成り立っている現実もある。サッカーが地域に根ざしていく過程として、避けて通れないところではあるのだろうが、プレーの面だけでもやっぱりプロは違うというところを見せないと、興味のない人の理解を得ることは難しい。

 格下のチームに簡単に勝つということがどれだけ難しいかそれはよく分かっているつもりだ。自分自身シュート数40対1で負けたこともある。でもサッカーに興味のない人はそれでダメという烙印を押してしまう。それを取り返すことは並大抵のことではないのだ。Jリーグは日本に必要だとおもいます。そして絶対に成功させなくてはならないと思っています。でもJのプライドは高くないのかもしれません。。。