日本サッカーの闇を切り裂いた男も引退

 レッズの福田選手がとうとう引退してしまうそうだ。三菱時代からレッズを支えてきた選手のこういう話はやはり時の流れを感じる。初めて福田選手を見たのは横山日本代表、まだ赤いユニホームのとき、サイドバックとして出場していました。当時はサイドバックに足の速い選手を起用するのが流行でした。

 その後はフォワードとしてJリーグでも得点王を獲得。レッズのいい時も悪い時も、いつも先頭にたって引っ張ってきた。
 今でも忘れられないのは日本代表でのブラジル代表との試合でのゴール。たしか1-4の敗戦だっとと思うが、あの得点は素晴らしかった。スタジアムで興奮したのを覚えている。

 10年の月日が経ち、J開幕時に若手だった選手ももうすぐ30になる。井原選手は湘南に行くようだが、もっともっと選手にこだわって欲しい。

 とにかく毎週のサッカー番組がダイヤモンドサッカーしかなかったころから日本のサッカーを牽引してきた選手がひとりまたひとり引退していく。しかし、Jを見て育った選手が今活躍しているのも事実。こうやってJリーグも育っていく。