4-3-4.トップの役割

4対4におけるトップの選手は攻撃の基点さらにストライカーとしての役割を担う。

底、サイドアタッカーの3人がボールを回している間に底の選手とサイドアタッカーの選手のマークしているDFの間(ギャップ、門)でくさびまたは裏へのボールを受けるための動きを繰り返す。

マークしている相手の裏を取ろうとして相手が下がったらくさびを受ける。くさびを受けるために下がって相手がついてきたら裏を狙う。

ただし足元にボールを受けたとしても最初の選択肢は相手のDFの裏を取ること。ワンタッチで裏を取る、ボールをトラップするふりをしてそのまま流して裏を取る。ダイレクトで飛び出したサイドアタッカーの裏へボールを流す、ダイレクトで底の選手にボールを落としてさらに底の選手がサイドに展開、トップはすぐに反転してゴールを狙う、最後が足元にボールを止めてキープ。そこからスルーパス、バックパスを狙う。

トップの選手が狙うことはただひとつ。相手の裏を取ること。ボール回しに加わることも必要ない。相手の一瞬の隙を狙って裏を取る。これだけが仕事。えっと思う方もいるかもしれないが、裏を取ることは非常に難しい駆け引き。この駆け引きに全ての時間を費やすといってもいいだろう。

くさびに入ることが主となってしまっては本末転倒。裏を取るためにくさびを受けると理解しておけばいいだろう。くさび(ポストプレー)がしっかりできればDFにとっては脅威。裏を取りやすくなります。