4-3-7-4-2.サイドの守備(カバー)

サイドの守備で前回のアプローチと同時に逆サイドの選手が考えておかなければならないプレーが「カバーリング」だ。

右サイドの選手がボールに対してアプローチをかけたとき、そのカバーリングに底の選手は少し右よりにポジションを移す。それにより大きくスペースが空いた左後方のカバーリングは左サイドの選手が受け持つ。

つまり右サイドの選手が前に出れば左サイドはその分後ろに下がる。左サイドが前に出れば右サイドは少し下がる。このつるべの動き(井戸を汲み上げる2つの桶の動きをイメージ)ができるとサイドチェンジによって速攻を食らうことはない。

チャレンジ&カバーという言葉もあるが、誰かがボールに向かっていったら他の全ての選手はカバーリングの意識を持つ、こういうチームでボールを奪うことを意識することが重要。

決して一人ではボールは奪えない。全員の協力でボールを奪うと認識しよう。

でもこの下がる動き。はっきりいって疲れます。できればやりたくないはず。これができるかできないかは普通の選手がチームに貢献できる選手かの大きなポイントになると思います。

億劫なプレーをできる選手。こういう選手がチームの守備力を上げる。バランス感覚のある選手。サイドやボランチに必要な要素です。