日本代表の成長を感じた部分

昨日の日韓戦をもう一度振り返る。
日本代表に組織はなかった。コンディションが悪いというのはプロの日本代表として言ってはならない台詞。

しかし、86分まで失点は無かった。韓国にシュートは打たれても足に当てていた。

実は昨日の試合で日本の成長を感じた。以前の日本代表だったらもっと簡単に失点をしていたはず。あそこまでシュートブロックできなかったはずだ。相手がシュートモーションに入って足を出しに行く。簡単なように感じるかもしれないがやってるほうにとっては大変な作業なのだ。

3年前、高校生チームを率いてスペインに遠征した。アトレチコ・マドリードやバジャドリード、アスレチックビルバオ、ラーヨバジャカーノなどスペインリーグ1部のユースチームと対戦した。

私達のほうが組織的には明らかに上回っていた。ボールポゼッションもできた。でもなかなか得点に至らない。

日本ではシュートできてるタイミングでスペインのチームは足が出てくるのだ。ワンツーで抜け出して楽々シュートのところに足が出てくる。

ちょうど昨日ゲームでやられたと思う場面でスライディングで飛び込んで足に当てるという場面があった。ばたばたしているように見えるのだがこれができるのとできないのでは大きな差がある。

日本に欠けていた部分が組織で守れない分、やらなければ失点するということで芽生えたのかもしれない。

何にしても個の成長が感じられた1部分。これからの日本代表に必要なのはこういった部分かもしれない。