愛媛FC 後期白星スタート
試合前に横河武蔵野FCの小学生の試合が行われていたのでスタンド(メインスタンド)は満員。有料入場者数は777人。
スタンドに座りまず感じたことは石橋監督の表情が柔らかいことに驚いた。前回の5月3日国士舘大戦のときはもっとピリピリしていたので今日は試合前からチームの状態が良いことが分かった。
試合開始、いきなり2分に横河武蔵野FCに先制されてしまう。
しかし、今日の愛媛FCはこれまで(前期国士舘大戦、大塚戦)の愛媛FCとは全く違うチームになっていた。
ボールの動かし方が全く違うものになっているのだ。三浦さんのコラムにあったアクションサッカーとはこのことを言っていたのだとすぐに納得。さらに個人個人の役割分担が明確になっている。誰が基点になるのか、どこにボールを進めるのか、さらにどこでボールをとるのかがはっきりしているからチームとしてのまとまりが感じられる。これまでになかったサイドチェンジやサイドアタックも効果的に行われている。
前半25分過ぎたあたりから横河武蔵野FCの足が止まる。前半に同点に追いつければ勝てるという感じになってきた。友近選手が吉田選手がゴール前に迫るが相手GKが当たってきた。嫌な空気が流れる。が、後半41分に友近選手が粘ったところで吉田選手がゴール!!ついに同点に追いついて前半を終了。
これで勝利は確実だと思ったのだが後半開始からまたも相手にリズムをつかまれる。だが後半12分に兵頭選手のサイドからの突破に吉田選手が素晴らしい動きでマークを外しゴール。これで勝負アリ。
3点目は青野選手のヘディングでのループシュート。きれいにコントロールされたボールがゴールに吸い込まれた。
そして4点目はカウンターからロングパスを受けた岩永選手がハーフウェイラインから独走、キーパーと1対1になり1度はぶつけてしまうもゴール。
選手交代も動きの落ちた選手を見極めた完璧な采配。さらに交代した選手が結果を出す最高の形となった。
今日のゲームは横河武蔵野FCが運動量がなかったのもあるが、石橋サッカーの真骨頂。かつて南宇和高が一世を風靡したサッカーが今度はJFLで見ることができた。
やって楽しい、見て楽しい石橋サッカー。来期はJ2で見れることを期待する。
試合後石橋監督と少し話をしたが、チームは上向き、手応えを感じている。あとはJ2入りの組織を作る事だと次のステップに動き出していた。
すべての作業を1人で1手にこなしている石橋総監督。愛媛のみなさん、全国のみなさん協力してください。