3.リフティング
まず、リフティングを行うことでボールコントロールに自信ができるのは確かだろう。地面に落とさずに回数を重ね、しかも体のいろんな部位を使用する。ボールと友達になるには手っ取りばやい練習方法である。
リフティングは誰にでもできるものではない。成長の度合いによって変わってくる。だいたい小学生3年生が分かれ目になる。これ以前だとボールの縦への動きに目がついていかず、ボールを落とさずに続けるということは至難の業に近い。小学3年生くらいからはこの縦の動きについていけるようになり、回数を重ねることができる。この年齢の発育度合いは指導者が考慮しないと子供はサッカーが嫌いになってしまう。もちろんリフティングをやらしてはいけないということではなく、強要してはいけないということだ。小学3年生以前にも多少やらせることで発育を促すこともできる。
それよりもボールに触るときに息を吐くこと。これを徹底することのほうが大事。リフティングでもこのタイミングを覚えると進歩の度合いが違う。小学3年生以前はキックやパスで呼吸のタイミングを覚え、リフティングで癖をつけていくという指導がいいんじゃないかなと思っている。
息を吐きながらのリフティング、息を吸いながらやってみるとその違いは歴然です。ぜひやってみてください。