第1回ソーシャルフットボール世界大会が開催されます。
ゼロックススーパーカップが終わり、今週末はJリーグ2016シーズン開幕ですが、この土日、第1回ソーシャルフットボール世界大会が大阪で開催されます。
例年Jリーグ開幕は3月頭ということでこの日程で準備していたにも関わらず、まさかのJ開幕前倒し、同じ日程になったわけです。
ソーシャルフットボールとは
http://jsfa-official.jp/about.html
ソーシャルフットボールとは、精神障害者サッカーの総称として使われています。精神障害者だけのサッカー大会ではなく、障害のあるなし関係無しに楽しめるのがフットボールということで、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂-反対語は社会的排除-)、アンチスティグマ(スティグマは恥辱、汚名、烙印などと訳されます)が目的とされています。
2008年、大阪で第1回ガンバ大阪スカンビオカップが開催されました。
http://www.jleague.jp/sp/release/hometown-00000513/
スカンビオとはイタリア語で「交流」という意味です。
Jリーグのクラブと精神病院がサッカーの大会を行うという画期的なことが行われたのです。
一般的に精神障害をはじめ障害(知的、身体、発達など)というと、人目につかない場所に集められ、社会と隔離されています。多くの障害者福祉に関わる方々は、障害があろうがなかろうが一緒に暮らせる社会を作ろうと活動されています。
それをサッカーでやろうというのが、ソーシャルフットボールです。
2013年ガンバ大阪はJ2リーグを戦いました。アウェイ万博でのガンバ大阪対愛媛FCの試合前、万博公園内のフットサル場では、G大阪サポーター対愛媛FCサポーターの東日本大震災チャリティーフットサル大会が60名で開催されました。ここに参加した1/4の方は精神障害を抱えた方だったのですが2時間、何の分け隔てなく、楽しむことができました。
1対1で負けても誰かがカバーすれば失点には至らないというサッカーの競技性は、こういう活動に最適だと思います。
日本サッカー協会は現在、「JFAグラスルーツ宣言」のもと、“サッカーをもっとみんなのもとへ”をスローガンに掲げ、年齢、性別、障害、人種などに関わりなく、だれもが、いつでも、どこでも、安心、安全にサッカーを楽しめる環境整備に取り組んでいます。
その一環として、2015年4月に日本障がい者サッカー協議会を立ち上げ、国内の7つの障がい者サッカー団体と連携し、障がい者サッカーの普及・発展にも取り組んでいます。
http://www.jfa.jp/news/00008706/
2014年東京国体では、オープン競技として精神障害者フットサルが競技として追加され、8か国の方が集まり、多分で世界で初めての国際シンポジウムも開催されました。(FA-イングランドサッカー協会の方も来られました)
2015年は初の全国大会が名古屋で開催されました。
2016年は初の世界大会です。
大会運営資金のカンパも募集されております。
http://japangiving.jp/p/3172
日本ソーシャルフットボール協会の理事長を務める大阪の新阿武山病院の岡村院長も愛媛とご縁の深い方です。ご実家は愛南町にあります。また副理事長の木村先生は、松山記念病院の理事長です。松山記念病院は愛媛FCの蛙柄の担架のスポンサーです。
大阪とガンバ大阪だけでなく、JクラブやFリーグのクラブと連携して日本中でその輪が広がっています。愛媛のチームの監督は愛媛FC元選手で現運営の川井さんが務めています。北海道もスゴイです。
今週末、日本が中心となって世界大会を開催するための第一歩が踏み出されます。ご興味のある方、ぜひJ-GREEN堺にお越しください。
私も出向く予定です。
https://www.facebook.com/jsfakokusai2016/?fref=ts
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