2017シーズン データで振り返る愛媛FC
先週の12月3日、Jリーグは全日程を終了しました。
J1昇格プレーオフ決勝、名古屋対福岡は0-0のドロー。リーグ戦成績上位の名古屋グランパスが1年でのJ1復帰を果たしました。
来季、愛媛FCが所属する明治安田生命J2リーグは、J1へ昇格する湘南、長崎、名古屋の代わりに甲府、新潟、大宮、J3に降格する群馬の代わりに栃木が加わります。来年のJ2も大激戦の厳しいリーグになりそうです。
さて、今回は年末恒例「2017シーズン データで振り返る愛媛FC」と題して、2017年シーズンの愛媛FCにまつわるデータをまとめて記してみたいと思います。愛媛FCを振り返る企画というのは新聞マスコミ等でもやられていますから、技術的な専門的な部分はそういう方々にお任せするとして、この投稿では、数字として残っているデータを紹介し、それからわかることに特化していろいろ書いてみようと思います。
今年も愛媛FCのトップチーム、レディース、U-18を数字で振り返ります。
【トップチーム】
明治安田生命J2リーグ
・総合成績
14勝9分19敗 勝ち点 51 22チーム中15位
J1自動昇格圏2位との勝ち点差:29
プレーオフ圏内6位との勝ち点差:17
J3自動降格圏21位との勝ち点差:14
得点 54(リーグ13位) 失点 68(リーグ19位)
ホーム:10勝4分7敗 得点 25 失点 22
アウェイ:4勝5分12敗 得点 29 失点 46
2戦2勝した相手 : 群馬、岡山
2戦2敗した相手 : 横浜FC、湘南、名古屋、京都、徳島
今年の愛媛は、前半戦は9勝4分8敗で勝ち点31とプレーオフを狙える位置にいましたが、後半戦は5勝5分11敗で勝ち点20と失速。別のチームのようになってしまいました。
悪いデータを先に書きますと、3失点以上失点した試合が10試合。しかも、横浜FC、東京V、徳島には2試合とも3点以上の失点を喫しました。そして、90分を超えてからの失点が8失点。そのうち勝ちが引き分けに変わってしまった試合が5試合ありました。特に大分との試合は2試合とも後半90分を超えてからの失点で引き分けてしまいました。
その反面、良いデータとしては、ホームゲームの勝率が5割近いこと。前半戦はホーム5連勝もありました。また、ゲーム単体を見ると堅守東京Vから3点取った味スタでの東京V戦、4失点から怒涛の4得点で追いついたパロマ瑞穂での名古屋戦など感動するようなゲームはいくつかありました。愛媛FCはある意味「面白いチーム」であったように思います。
・ハイスコアラー
1位 河原 11点(リーグ18位)
2位 有田、丹羽 7点
3位 近藤、小島 6点
・出場試合数
皆勤賞(42試合)
藤田
準皆勤賞(41試合)
白井、パクソンス
・観客数
ホーム21試合合計 81,193人 J2 20位
(1試合平均 3,866人 ちなみに、J2平均は6,970人)
試合別観客最多試合
5月21日(日) 名古屋グランパス戦 7,863人
観客数5,000人を超えた試合 4試合
試合別観客数最小試合
11月8日(日) 京都サンガ戦 1,958人
観客数3,000人に満たない試合 5試合
天皇杯
1回戦 2-1 vs カマタマーレ讃岐
2回戦 2-3 vs 大宮アルディージャ
2回戦敗退
【レディース】
愛媛FCレディースが所属するプレナスなでしこリーグ2部は、1部に昇格する日体大FIELDS横浜の代わりに1部から降格する伊賀フットボールクラブくノ一、チャレンジリーグに降格するコノミヤ・スペランツァ大阪高槻の代わりに、チャレンジリーグ(実質3部)から昇格する静岡産業大学磐田ボニータが加わります。また、入れ替え戦が12/9、12/15,16に行われ、来年の陣容が決まります。
プレナスなでしこリーグ2部
・リーグ総合成績
7勝8分3敗 勝ち点29 10チーム中3位
1部との入れ替え戦に回る2位との勝ち点差:12
チャレンジリーグとの入れ替え戦に回る9位との勝ち点差:11
得点 30(リーグ3位) 失点 18(リーグ3位)
ホーム:4勝3分2敗 得点17 失点10
アウェイ:3勝5分1敗 得点13 失点8
2戦2勝した相手 : ASハリマ、吉備国大、コノミヤ
2戦2敗した相手 : なし
リーグ戦が18試合しかない中で4月5月に7試合勝ちなし(5分2敗)の時期があったのが結果的に痛かった。先制した上にボールは支配しているのに結果としては勝てていない苦しい時期がありました。また、勝利ということでは2戦2勝した上記のチーム以外では湯郷に1勝したのみ。上位勢には引分か負けが並んでいます。上位勢との戦いが来年の課題かと思います。
その分と言っては何ですが、目標の1つであった国体では準優勝を果たしました。昨年の優勝に続き、優勝こそ逃しましたが決勝戦に進みました。チームとしては、間違いなく前進していっていると思います。
・ハイスコアラー
8点 阿久根(リーグ4位)
5点 大矢、上野
プレナスなでしこリーグカップ2部
・Bグループ成績
3勝5敗 勝ち点 9 得点 14 失点 13
5チーム中4位 グループリーグ敗退
皇后杯
2回戦 0-1 vs 早稲田大学
2回戦敗退
その他
愛媛県代表として参加した愛顔つなぐえひめ国体で準優勝。
日本女子代表(なでしこジャパン)に上野真実選手、大矢歩選手がたびたび選出される。
【U-18】
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ四国
・総合成績
14勝2分2敗 勝ち点 44 10チーム中2位
得点 64 失点 18
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
四国予選優勝
全国大会 グループリーグで3敗の4位でグループステージ敗退。
Jリーグユース選手権大会
1回戦 2-4 vs ガイナーレ鳥取 U-18
1回戦敗退
以上、いろいろ書いてみました。
いい思い出もわるい思い出も年が明けたらまたリセットになって新しいシーズンに向けた動きが始まります。ここに書かれている結果はチームが開幕から1試合1試合の積み重ねた結果です。来シーズンも1試合1試合、全力のサポートをよろしくお願いします。