【報告】平成30年7月豪雨災害支援活動(平成30年9月)

2018 年 9 月 29 日

引き続き豪雨災害復旧支援活動を続けています。

https://ehime-support.net/ehime/2018/07/report/

 

前回(7月28日)のご報告のあと、2ヶ月が経ってしまいました。

前回ローリータンクや水中ポンプ等を購入させて頂いた報告をした水を届けるプロジェクトは、愛南町社会福祉協議会様、愛南漁協様、他実行団体様と協議し、「災害時の民間病院・福祉施設に水を届けるプロジェクト実行委員会」を立ち上げ、関東南高同窓会(南宇和高校同窓会関東支部)、関東愛媛県人会災害ボランティア部とともに支援金を募集し、8月中旬に100万円をお届けすることができました。吉田浄水場の被災による断水は6ヶ月間続くと言われておりましたが、1ヶ月で通水、三間町は水質に不安もあり支援を続けましたが、9月中旬以降現在は限られた場所のみへの支援となっています。ありがとうございました。

あわせて行ったのは、私達のように愛媛県出身者で県外在住者が実際に現地で活動する体制づくりです。

8月4日から宇和島市災害ボランティアセンターから

ボランティア受け入れの範囲を、個人は『四国圏域』に。団体(ボランティアバス)は『全国』とさせていただきます。
併せて1日あたりの受入を300名までとさせていただきます。

というアナウンスがあり、受入態勢の整備は最優先課題となりました。

すでに宇和島市社会福祉協議会災害ボランティアセンターの協力団体となっていた立間町中組地区を中心として活動する「TeamSAKUBO」のリーダー佐久保さんに相談したところ、人手が足りなく困っていたTeamSAKUBOと行ける場所が無くなりつつあった私達のお互いのニーズがマッチし、協力して行っていくことを決めました。1日に20人来てくれれば嬉しい、受入の最大人数は50人と考えていましたが、お盆前の8月12日にはとても暑い日にも関わらず70名の方のご参加を頂くことができました。お盆中(災害ボランティアセンターはお休み)にも帰省を利用しての参加者が続々と集まり、いつ終わるか先が見えないと思われた床下の泥出し作業は一気に進みました。

宇和島市社会福祉協議会災害ボランティアセンターにもチラシを置いてもらえることができ、協力して活動を行っています。

TeamSAKUBOさんの最終目標は、みかんを中心とした農業の再興です。

TeamSAKUBOさんはガテン系で大変ですよという声をよく聞きます。

   

こんな写真を見ればそう思いますよね。でも彼女たちに言わせると、「早くみかん畑にいかないと、そのためにはまずは床下泥出し、家財運び出し。私達がやらんかったら家族だけでやらんといけんのですよ」現実を見据えた判断なんです。ガテン系、大変な作業をやらされた、そんな評価も聞きます。でもそんなことを言わないで欲しいと思います。

今月末で終わりと考えていた家財の運び出しと床下泥出し、今週末の台風の影響もありまだまだ終わりそうにありません。今必要なのはまだまだ人手です。泥出し作業も家財出しも3人位ではできないんです。10人位で現場に入れると劇的に進みます。1日でもいいのでグループで来てもらえると嬉しいです。

活動拠点の整備

もう一点、県外から来てもらった方の着替えの場所もこれまでは用意できない場合もありました。バス停で着替えましたとか、飛行場で着替えましたとかいろいろありました。着替え(シャワー)はもちろん器材や長靴なども置いておけるような拠点があれば毎回レンタカーを借りてこなくても来れるということでお願いをしていました。

その拠点整備のための募金も9月9日の関東愛媛県人会秋の大園遊会で700人を超える皆様にお願いし、40万円が集まりました。この資金で借り上げの費用や、携帯電話等も入らない地域もあるため、wifiの整備、トイレや下水の修繕などに充てさせて頂きます。
(チャリティーコンサートをご自身で開催された新居浜出身のしばあみさんからも当日お預かりしました。)

   

9月になり、Mステーションという拠点を用意してもらいました。奥白井谷という場所なのでちょっと駅やバス停からは遠いですが、自転車など今後用意する予定です。
(不要になった自転車など譲って頂けると大変重宝いたします)

まもなく、被災から3ヶ月、やっと皆様方の受け入れ態勢が整いつつあります。荷物も置かせてもらえます。シャワーもあります。着替えもできます。ボランティア活動保険もちゃんと利用できます。これから農家さんの有償ボランティアの募集が始まります。TeamSAKUBOさんは農協の協力団体にもなりましたので、こちらの支援も可能です。ぜひお問合せ下さい。

まだまだ、必要なのは人手です。大洲、西予はもちろん、広島、岡山、大阪、北海道も同じだと思います。社会福祉協議会の災害ボランティアセンターにはニーズは少なくなっているようですが、活動していると新しい事案が出てきます。1日でも2時間でもいいのでぜひご参加いただけますようお願いいたします。

こうやって書いていると、TeamSAKUBOさんってどんな人なんだろうって思いますよね。

リーダーの佐久保さんは、宇和島市内にお住まいで、愛南町の実家の花屋さんも経営しながらこの活動を毎日続けています。毎日愛南町のお店にも顔を出しているようですし、松山へ仕入れも行っているようです。それをやりながらのこの活動、本当に頭が下がります。

現場を取り仕切るのはマミさん。看護師さんで東日本大震災でも宮城県気仙沼市で災害復旧活動をされています。床下の率先して入って毎日泥だらけになりながらも、素敵な笑顔で被災された方々からニーズを聞き出します。

そして、吉田町救援隊として活動されていたパン屋さんの槇野さんが今回の拠点を譲り受け、整備を進めてくれています。

みんなが力を合わせて吉田町立間地区の復旧に尽力しています。

で、宣伝です。

10月の水曜日午後3時からインターネットラジオでこの3人の活動が報告されます。

好きなんよ♡愛(え)顔(がお)88LOOP
https://www.yumenotane.jp/88loop

パーソナリティーは吉田町救援隊の槇野洋子さんです。全国どこからでも聴けます。

吉田町立間地区を支援する3人のお話をぜひお聴きください。

関東での報告会(11/23@足立区梅島)

最後に、11月23日足立区梅島(東武スカイツリーライン)にて今回の活動報告会を行います。今回水を届けるプロジェクトで大変お世話になった愛南漁協様のおススメ食材をみんなで食べながら災害ボランティア活動の報告をさせてもらいます。どなたでも参加できます。ぜひこちらもよろしくお願いいたします。

NPO法人アイサポート様
〒121-0816 足立区梅島3-4-8 2F
13:00~16:00
会費5,000円
定員40名