4-3-7-6.サイドの選手のボールの奪い方

前回、1対1について書いたが、ボールを奪うのには本来他の3人の協力があってこそ容易になる。

今回は4人で協力してボールを奪う方法を考えてみる。

サイドの選手はこれまで書いてきたポジションを取り、裏を取られないように注意する。

相手の底の選手から自分のマークする相手にボールがでたら、アプローチ、できるだけボールが動いている間に相手との距離を縮める。相手がトラップする寸前には両足を地面につけ、相手の動きに対処する。

このアプローチにより相手の動きを止め、縦に突破されないように注意する。

さあ、ここでだ。

トップの選手はサイドの選手がアプローチをしているときに(相手底の選手がパスを出した瞬間からサイドの選手が受けるまでの間)相手サイドの選手にボールをリターンされないように底の選手へのパスコースを消しながら、サイドの選手とサンドイッチでボールを奪う。

サンドイッチするときに気をつけるのはサイドの選手はボールにチャレンジするのではなく相手の動きを止めること。ボールに積極的にチャレンジするのは後ろから追ってきたトップの選手。2人の役割分担が重要。(サイドの選手がボールを取りにいってしまうと簡単に縦を突破される確立が高くなります)

さらに逆サイドの選手は横パス、またはトップとサイドの選手の間をドリブル突破してきたときのケアを。底の選手はもしもサイドの選手に縦に突破された場合のケアを考える。

こういう4人の守備での連動によりボールを奪う。奪ったボールは一気に速攻で点にしてしまえるはずだ。