愛媛FCがつないでくれた豪雨災害支援の輪
2017年4月東日本大震災の復興支援活動の最中、宮城県名取市閖上で知り合った公明新聞の川又支局長(愛媛出身仙台在住)。閖上から椿マラソンへ向かう私達の車に乗り換え一緒に気仙沼へ行きました。その時の出会いがご縁で今回の西日本豪雨の際の南相馬市Seeds+の活動を取材したいと連絡を頂きました。8月に行われたアウェイ山形戦にも来て頂き、Seeds+の子供達のお話を真剣に聞いてくれていました。その後記事になったのがこの写真です。さらに9月末からの愛媛FCホームゲームが被災地支援マッチと称していることを知ったSeeds+は愛媛の皆様にメッセージ動画を送ってくれました。
その動画がこちらです。下のQRコードでリンクに行けますので、ぜひ拡散ください。
7月のアウェイ水戸戦でも南相馬から200kmも離れたケーズデンキスタジアムに駆け付けてくれて、愛媛の復興を願い「みかんの花咲く丘」を演奏してくれました。近くに車をつけることもできず、重い楽器を運んで準備、その前に愛媛FCのグッズ販売のお手伝いまでしてくれました。前日には地元のスーパーで募金活動、本当にありがとうございます。
Seeds+の活動する南相馬から水戸は約200km。2時間かけて駆けつけてくれました。昨日の福島での募金活動を愛媛FC村上社長にお伝えしました。愛媛FC田村さん、コアサポーター110さんにもメッセージが託されました。一平くんにも会えました。 pic.twitter.com/hgaVaOt4RG
— いずみ@愛媛サポートクラブ (@ipizumi) 2018年7月29日
ただ今募金活動中です。
南相馬ジャスモールにて pic.twitter.com/JVTV3absVf— Seedsmarchingband (@Seedsmarching) 2018年7月28日
愛媛FCにご縁があるのは福島のSeeds+だけではないんです。
2014年から2016年の愛媛FC被災地支援マッチは福島県南相馬市のSeeds+のスタジアム招待でしたが、気仙沼の復興屋台村やスパリゾートハワイアンズの方々もご招待しています。2011年は福島県の野菜を全試合スタジアムで販売もしました。全試合完売の報告のために一平くんが気仙沼まで横断幕を届けに行ったのはあまり知られてないですよね。
http://gold.ap.teacup.com/kesennuma/169.html
遭難しそうになりながら行ったんですが。。。初めての雪道でした。
私達が独自行っていた気仙沼支援(2011年7月化粧品支援)にも愛媛FCは協力してくれました。
https://ameblo.jp/smurf546/entry-10964256752.html
当時のJリーグ公式マネージャー足立梨花さんも探して掛けつけてくれました。
愛媛FCはクラブとして活動を行っていましたが、サポーターも凄かったんです。2014年のGW、アウェイ山形戦と千葉戦の連戦を使ってその合間に宮城県牡鹿半島へ、その時の様子はこちらでご確認ください。
https://www.ninomiyasports.com/archives/13424
http://blog.curva-ehime.com/article/55648425.html
牡鹿半島で活動するSTEPさんと知り合った愛媛FCサポーターはその後、名取市閖上でのSTEPさん主催のボランティア活動に参加、2013年にはその活動を知った愛媛FCの石丸監督はじめ選手も公式戦の翌日に長靴をはき、スコップを持ってボランティア活動を行いました。
https://www.jleague.jp/jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=163984
そして、その活動は翌年2014年も続きました。今度はサポーターも一緒に参加、私達も大型バスをチャーターして向かいました。
この活動で受け入れの中心になってくれたのは閖上の記憶の丹野さん。丹野さんは愛媛にも来てくれて災害活動の講師などもしています。丹野さんも閖上で愛媛のために募金活動をしてくれていました。8月の山形戦のあとに寄らせてもらい、私が代表して預かってきました。
会では募金活動も行わせて頂きました。個別でご自身のライブで募ってくれたしばあみさんはじめ、福島県南相馬市の双葉屋旅館様、マーチングバンドSeeds+様、宮城県名取市の閖上の記憶様からお預かりしたものも含め40万円を越える金額が集まりました。宇和島市吉田町の支援団体と活用させて頂きます。 pic.twitter.com/xW6fuoYv6j
— いずみ@愛媛サポートクラブ (@ipizumi) 2018年9月10日
また、同じく東日本大震災の支援でお世話になっている芸人のナナオさんにも、ご自身のチャリティーイベントに壇上に上げて頂き現地の様子を話す機会を頂きました。
第7回笑顔と夢を絆でチャリティーショー~お笑い~@南大塚ホールにて私も壇上にあげて頂き、愛媛県宇和島市の現状をお話させてもらいました。たくさんの方が頷きながら聞いてくれてとても力になりました。ナナオさんはじめ皆様ありがとうございました。
https://t.co/2zLpEKRAMn pic.twitter.com/EtJs1c6eQi— いずみ@愛媛サポートクラブ (@ipizumi) 2018年9月2日
たくさんの方に支えられているから活動が続けられています。本当に感謝です。
今回のツアーで一番心に残っているのは愛媛対山形の試合後、同点ゴールを奪われ号泣している最年少Seeds+メンバーの姿。この娘達が決して近くない距離を愛媛FCのために駆け付けてきてくれていることを知ってもらうため地図を作りました。今回も水戸戦に続いて試合前週に募金活動、託して頂きました。 pic.twitter.com/TYoU1387JZ
— いずみ@愛媛サポートクラブ (@ipizumi) 2018年8月28日
同点ゴールを決められ勝利を逃した愛媛FCアウェイ山形戦の試合終了後、号泣していたSeeds+のメンバー。そこにサッカーがあるからただ単に大変だから支援しようというのとは違う一体感があるんですよね。説明できないけど。栃木からも栃木SCサポーターが1週間来てくれました。FC今治さん、愛媛プロレスさんも頑張っています。バスケットの愛媛オレンジバイキングスも愛南町で被災した私の実家近くのお祭りに来てくれました。スポーツが持っている力は試合結果だけではありません。
実家の裏の公園にオレンジバイキングスが来てくれたそうです。愛媛の最南端の小さな被災地域にも来てくれてありがとうございます。弟の子供も楽しそう。愛媛のプロスポーツにもっと光があたりますように。 https://t.co/qx01gWE32z
— いずみ@愛媛サポートクラブ (@ipizumi) 2018年8月29日
愛媛FCも松山市はもちろん西予市、宇和島市で支援活動をしています。愛媛プロレスさんもそうですし、高校サッカー部のみなさんもそうですが男性アスリートの信じられないパワーは現地で大きな力になっています。
本日、宇和島市吉田町で選手・スタッフ総出で復旧作業を行いました。西日本豪雨より約1ヶ月。まだまだ人手が必要です。酷暑の中、活動できる時間は少しでしたが、今後もできる限りの活動を行います。8/12(日)の大宮戦では、試合前に募金活動も行います。ご支援の程、宜しくお願い致します。#ehimefc pic.twitter.com/xaFW1VIQJ0
— 愛媛FC (@ehime_fc) 2018年8月6日
残念ながら愛媛FCのこういう活動が売名行為だという人もいます。私は愛媛FCが他のどのクラブもやってこなかったことを東日本大震災以来ずっとやってきていることを知っています。愛媛FCは地域を代表する素晴らしいサッカークラブです。もっともっと愛媛の方々に知ってほしい、切に願います。
余談ではありますが、先週のホーム福岡戦はレベルの高い素晴らしい試合でした。でも観客数は3000人に届きませんでした。地道に素晴らしい活動を行っている愛媛FCをもっと知ってください。応援して下さい。よろしくお願いいたします。
最後にぜひ読んで欲しい記事を加えます。
被災したこの街で…愛媛FCが戦った30回目の"四国ダービー
http://news.line.me/issue/premium-ehime/7ed3a2730e65