【西日本豪雨災害活動報告】愛媛県宇和島市吉田町立間地区ボランティア活動(11月)

2週続けてチームサクボさんの活動に参加してきました。

2週目は7月に床の泥出しボランティアもさせてもらったお宅。今回も70歳を超えるお父さんの働きぶりは驚異的でした。

8月にお願いされていたという園地の泥出し、遅れに遅れこの日やっと手を付けることができました。
ここでは、これまで収穫してきた極早生みかん、早生みかんに続き、南柑20号が採ってくれと言わんばかりに鈴生りでした。

こちらの畑は無農薬栽培。除草剤も使えないので、雑草に流木等が絡んでいました。

雑草を取って、流木を拾い上げていきます。

午前10名、午後6名で15時過ぎに完了。

この園地の泥出し作業ですが、みかんが実をつけ始めると収穫が優先になっています。収穫が落ち着いたらお願いしたいと言われている案件もあるそうですが、今できるときにやっておきたいというのが、チームサクボの現状です。

それに伴い、11月最後の週末である11月23日から25日は集中的に泥出しをしたいと思っています。全国からボランティアチーム援人さん( https://vtengine.net/ )も来てくれます。企業ボランティアとして継続して来てくれている四国ろうきんさん( http://www.shikoku-rokin.or.jp/ )、伊予銀行さん( https://www.iyobank.co.jp/ )も参加予定です。

「この3連休、50人規模で活動したい」

そして、頂戴している泥出し案件を一段落させ、みかん出荷のシーズンとなる12月以降は収穫、選果、箱詰、出荷に専念したいと考えています。

気候も落ち着いてきました。長靴、手袋を持ってきて頂き、農家さんのお手伝いをお願いしたく思います。

12月に入ったらみかんの出荷です。

立間地区でMステーションを整備し吉田町救援隊として活動している槇野洋子さんからメッセージを頂きましたので紹介します。

 みかん山からみかんキャリを運搬させるためのモノラックのレールが豪雨災害により破壊され、人力での運搬作業をしなくてはならず、高齢者さんは今年の収穫を諦めざるを得ない状態です。 モノラックを復活させて収穫作業をと修復している人ももちろんいますがそれには多額な費用がかかります。 高齢者さんにはもうみかん作りを諦める人が出てきています。

基幹産業であるみかん作りが今まで何十年も人々の暮らしを支えてきました。 愛媛県はみかん県であるとも言われるほどの生産高をあげて来ました。そんなみかん山を豪雨災害によりに壊滅的な被害を受け、尚残っているみかん山にこんなにこんなにみかんが実っているのに採ることができない。 収穫出来ればお金になる、そしたらモノラックも修理できるし、暮らしが成り立ちます。 この収穫の時期にみかんの収穫をせずにみかんを実らせたままにして腐っていく状態を放置すれば、大切に大切に育て世話してきたみかんの木の負担になり実らなくなり、病気になり弱っていき最終的には枯れてしまいます。 だからできるだけ早く みかんの収穫をお手伝いしてくれるボランティアが必要です。

現在でも、ボランティアさんが少なく泥出し作業ができないときや、みかんをまとめて数100kg欲しいと言われた場合は本来やるべき作業を後回しにして収穫しています。ニンスタや熊本に行ったみかんはこういう状況の中で用意したものです。

収穫したものをすべて箱に入れているわけではなく、精品と同じ手順で選果し、箱詰めしていきます。

みかんのボランティアについては、JAえひめ南さんが公式に募集しています。

〇週末だけのボランティア

https://www.mikan-supporter.life/weekend

〇長期間の活動が可能な方

https://www.mikan-supporter.life/longterm

また、モノラックが被災した農家さんが雇用する「みかん運搬アルバイター」という制度もあります。

1日だけ、週末だけ、長期間、アルバイトとしてなどいろいろなお手伝いの方法ができました。

ぜひ、ご検討ください。ご説明することも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

みかん出荷の拠点として整備したMステーションも稼働しています。

11月9日に私も宿泊させてもらいました。(今回は深夜に移動だったのでゲストハウスうめやさんに宿泊しました)

快適です。

さて、問い合わせの多い、みかんの販売についてです。

12月に入ったら本格的に温州みかん(南柑20号)の規格外品の販売をしていこうと思っています。

送料箱代及び税込み10kgで4,000円で考えています。

申し込みを受け付け始めたらまたご報告します。

引き続きよろしくお願いいたします。