2015 年 5 月 19 日
当時広大な空き地だったJT松山工場跡地
『JT跡地の有効活用案募集の締切』が明日となっています。そこで、皆様にお願いがあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/kazuefc/diary/200608300000/
愛媛には「ゆめスタジアム」を!!
https://www.y-shiozaki.or.jp/mathmedia/index.php?start=0&id=94
その活用案はもちろんサッカー専用スタジアム
もちろん能田先生に描いてもらいました。
現実的には落選(次点)となりましたが、意義ある提言だったと思います。
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私も、愛媛FCのサポーターの一人として、サッカー専用スタジアムが建設されることを夢見ている者です。
愛媛FCは松山市だけでなく、県内全域をホームタウンとしており、マッチシティ・マッチタウン構想のもと、Jリーグの基本理念である地域密着を推し進めています。県内全域からアクセスし易いホームスタジアムを持つことは後発のJリーグチームである愛媛FCが発展する上で、この上ない効果を発揮するものと思います。スタジアムを中心に愛媛県全域から松山への人の流れが大幅に拡大する上、首尾よくJ1に昇格した暁には、他チームのサポーターも数千人単位で全国から訪れるなど、相当な経済効果が発生するものと思われます。実際先週末の大阪長居スタジアム(セレッソ大阪のホーム)は真っ赤な浦和レッズサポーターで埋まっていました。
特定の都市だけでなく広域な地域をホームタウンとして幅広いサポートを獲得することは、今後Jリーグ参入を目指す地域のチームが共通に推し進めなければいけないことであり、ひいては、その拡がりこそが日本サッカーが本当に世界と戦うための基盤となっていくものと思います。愛媛のケースが後続のチームのモデルになることを願っています。
具体的には以下のような案が考えられるのではないでしょうか。
(1) 天然芝のグラウンド部分は代表レベルの試合を行っても恥ずかしくないようなしっかりとしたものが必要ですが、箱物としてはメインスタンド以外は仮設的なものとし、減価償却や運営費負担を最小化することで利用料も比較的安く設定し、永続できるように収支計画を作ります。将来、愛媛FCが発展し、J1レベルの観客を集めることができるようになれば段階的に拡張・改装を行います。実際、J1の常連であり現在J2首位の柏レイソルの日立柏サッカー場はメインスタジアムの中央部分以外は仮設的な構造物でつくられていますが、1万人近い観客を動員しています。ちなみ柏レイソルの単独のホームタウンである柏市は人口約38万人しかいないのです。他にも、毎回1万5千人近くの観客を集めるベガルタ仙台のお話を聞くところ、6年前にはファンクラブ会員が数千人しかいなかったところから、現在の盛況まで急速にサポート層が拡大したとのことで、利便性のよいスタジアムで一度興奮を体験したサポーターの多くが繰り返し訪れることが確認されています。
(2) 人工芝の多目的グラウンドを併設して、サッカー、ハーフコートサッカーおよびフットサルなどのスクールや大会に利用することで、地域住民の方々に親しまれると同時にサポート層の拡大に供します。愛媛FCの試合当日には、朝から、愛媛FCの冠大会やチャリティイベントなども開催し、チームとサポーターの距離を縮めます。
(3) 商業施設についての議論には私などが入るべきではないのですが、上述のように松山市以外県内全域、さらには県外からの集客が増大することで、松山市全体の商業の活性化に寄与すると思います。スタジアムを作れば、いずれ残るスペースは限定的でしょうから、商店街と競合の少ない、新しいカテゴリーのショップやレストランを併設してはいかがでしょうか。商店街に同一のカテゴリーに入るショップがないテナントには賃料を優遇して誘致するなどで特色を出すことができるのではと思います。
(4) マイカーの利用は周辺にお住まいの方々の生活にご迷惑をかけると思いますので、身体障害者の方々のお車や、団体(特に小中高生の団体観戦)のバスなどの利用に限定し、公共交通期間+自転車・徒歩での来場を促します。柏レイソルでは最寄駅からスタジアムまでの道のり約1.5kmを「レイソルロード」と名づけ試合当日は通りにそったお店がフラッグやポスターを掲げ、店頭販売を行うなど活気付きます。またこうすることにより、やや遠方からの車での来場者で、松山市駅付近などに一度駐車されて歩いてスタジアムへ向かう方々も多数でるものと思われ、商店街での「ついでの買いまわり」効果も期待できると思います。ちょうど柏駅にも高島屋、丸井、イトーヨーカドーなどを中心とする商業圏がありますが、試合当日は午前中から黄色いシャツをまとった様々な年齢層のサポーターが闊歩しています。こういった駅付近で当日午前に、試合に出場しない選手やマスコットキャラクターによるサイン会などイベントを催すことで中心街への人の流れを生み、さらにはスタジアムへの誘導につなげることができると思います。
レイソルロード: http://www.reysol.co.jp/cheer/stadium/h-map.html
(5) スタジアムのネーミングライツを地元の企業に購入していただき、その企業名もしくは製品名を含んだご命名をいただきます。Jリーグではジェフ千葉の福田電子アリーナやベガルタ仙台のユアテックスタジアムなどの例があります。どちらの企業も一般にはなじみがないものですが、全国に何百万といるJリーグファンにはすっかり浸透しています。郷土発で全国展開をされている企業には費用対効果のよい広告機会になるものと思います。「POMスタジアム」、いかがでしょう。