高円宮杯決勝 市船-静学
今日の試合も静岡学園のワンタッチサッカーは素晴らしかった。雨の中の決してコンディションがよいとはいえないピッチでワンタッチプレーを繰り返していく。身体も大きくない、パワーもあるほうではない、そんな選手が小気味良くパス回しをしていく。
簡単に縦にボールを入れていくサッカーは技術・戦術が揃ってないとできるものではない。それが簡単にできるチームを毎年作り上げてくる井田監督の素晴らしさを改めて感じた。
静学とは何度か練習試合を行ったが、最近では山の中に全面人工芝の最高のグラウンドでトレーニングしている。土のグラウンドよりもボールの進みが速い。この環境でトレーニングをこなしているのだから、技術の高さも納得できるのだが・・・。
さらに今日の試合の見所になったのは、市船の増嶋君と静学の小林君のDF対決。2人とも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。今回代表に招集された柏の静学出身永田選手といい、DF陣に有望な選手がでてきているような気がする。
もちろん今日唯一の得点を決めたカレン・ロバート選手のシュートも素晴らしかった。この大会が高校選手権をしのぐ大会に育つことが日本サッカーのさらなる発展につながる。残念ながらサンフレッチェ広島ユースのゲームは見ることができなかったが、代表経験もある森山監督が率いたチームが一番評価の高いチームに仕上がっていた。これも大きな日本サッカーの発展だ。
地域リーグから始まり、ユースと高校の共存、リーグ戦の採用、新しい試みの第14回高円宮杯全日本ユースU-18は大きな一歩を記した。