20220320 第63回 愛媛FCがモデルクラブに掲げたSCフライブルクとは(ゲスト:松山出身フライブルク在住 大門学さん)

2022 年 4 月 1 日

=====2022年3月31日追記

大門さんの紹介記事が愛媛新聞さんに掲載されました。石川記者、愛媛FC担当の最後の記事、ありがとうございます!

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今回もご参加ありがとうございます。

まず一点お詫びをします。私、ずっとフライブル「グ」と記載してきました。フライブル「ク」でした。濁りません。訂正します。

さて、大門さんのドイツ情報、もりだくさんでした。

地方クラブ、貧乏クラブを長所として捉え、そこに自分たちの哲学を植え付けていくというその手法はやはり見習うに値する方向性だと思いました。今の愛媛FCにできるのかというと、やると決断してやり続けるしか、やれる方法はないということになると思います。

こちらの記事が参考になると思いますが、

元浦和監督フィンケが土台を築いた、好調フライブルクの独自性とは。
https://number.bunshun.jp/articles/-/841118

宇都宮徹壱さんもフィンケ監督の記事を書かれていました

高知が「フライブルク」になるために フォルカー・フィンケ氏の講演に思う
https://www.targma.jp/tetsumaga/2016/05/19/post1720/

クラブ創設が1904年、愛媛FCとは歴史が100年違います。SCフライブルクがブンデスリーガ1部に昇格するのは約90年経った1993年、私たちは愛媛FCにもそういう日が来ると信じて、地盤を固めておくことが役割なんだと思います。

大門さんお話の中で

胸スポンサー:バイエルンミュンヘンはアウディ、SCフライブルクはチーズ工場

選手の移動手段:バイエルンミュンヘンは高級車、SCフライブルクは自転車

など収入ベースで900億円を超えるバイエルンミュンヘンと、1/6での規模で戦う地方貧乏クラブの対比は興味深いものがありました。

また、環境保護に力を入れたフライブルク市自体の取り組みや、日曜日はお店が休みというドイツの文化の紹介は、簡単には真似ができないものではあるものの、本質としては、そういうことを真似るのではなく、やると決めたことを継続してやること、そこに向かって進んで行くことで生まれてくる結果を振り返り、絶えず継続し続けることが大きな結果をもたらすという事例であるとの紹介だと感じました。

大門さん、たくさんの情報をありがとうございました。松山市の姉妹都市で活躍する大門さんにこうやってオンラインを通じてたくさんの人にお話しして頂くことができました。松山の子供たちにもぜひ聞いて欲しいお話しでした。定期的に情報交換していきたいと思いますので、皆様、乞うご期待です。

=====(以下告知)

2月23日の愛媛FCキックオフフェスタで私が一番驚いたのは「モデルクラブはSCフライブルクです」という発表があったことです。

松山市とフライブルク市が姉妹都市だということも知っていますし、2008年頃に提携が発表された時には大きな期待を持ちました。

https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/kokusaikoryu/freiburg.html

今回、この発表を聞き、すぐに第38回でお話しして頂いたフランクフルトの尾曲さんに連絡し、フライブルクについて調べてもらい、今回ゲストの大門学さんをご紹介いただきました。

大門学さん、青野GM回でお話もありましたが、かなりなキーパーソンです。Jリーグや日本サッカー協会ともお仕事をされているそうですし、今回の愛媛FCの方向性については青野GMもたくさんのアドバイスをしてもらったとおっしゃっています。

こちらの村井Jリーグチェアマンの記事もぜひ読んでおいてもらいたいです。

ドイツの大門さんとJリーグチェアマンのコラムでも紹介されています

大門さんは、松山工卒業後19歳でドイツに渡り 現役で選手を続けながらスポーツマネージメントやDFB指導者ライセンス(現在はFEFA B級、今年Aに挑戦)にトライ、ここまでSC Freiburg U15のインターン、女子21の指導者2シーズン、現在はフライブルク郊外の4部クラブのU15の総監督だそうです。さらに日本食レストランのオーナーでもあるそうです。

今回は以下のような内容でお話してもらいます。

・SCフライブルクはどんなクラブ?
(町の紹介、クラブの紹介、歴史)

・クラブの哲学とコンセプト
(選手育成も力を入れるメリット、地元愛)

・愛媛と重複する部分と愛媛の可能性。
(大企業がない町ならではの戦略、スタジアム建設)

時間があれば、掘り下げたネタもお話し頂けるとのこと、ぜひご参加ください!

今回もzoomミーティングを活用して実施します。定員は先着1000名です。途中入室、途中退室、顔出し無し、発言無し、全て問題ございません。ご希望される方は下記のフォームからお申し込みください。(一度お申込みいただいた方には毎週メールにてご案内しています。不要の場合は不要とご返信ください。)

2022年3月20日(日)20時より

今回もよろしくお願いいたします!