20220219 第59回 シャレン!Jリーグ社会連携とは?(ゲスト:Jリーグ社会連携部・部長 鈴木順様)

2022 年 2 月 20 日

今回もありがとうございました。

過去最高、最大77名の方にご参加いただきました。

シャレン!活動の定義は「地域課題や社会課題をテーマとした3者以上がかかわる活動」ということだそうです。

今回、立花さんが用意してくれた提案を元にどうやって広げていくのかというディスカッションから始まりました。(こちらのスライドはオープンチャットで共有してくれています)

こういう活動はボランティア、無償でやるというよりは、スモールでもいいからビジネス(お金が動く)活動にしていく必要があるんじゃないかと思いました。

昨日の議論から、さらに一歩進めたいなと思います。

印象的だったのは、質問『Jリーグ(愛媛FC)が地域の課題を解決する確かな選択肢の1つであることを、地域に理解していただくことが目的だと思うのですが、その活動を「いち民間企業の営業活動」と捉えられます。』に対しての解答は、愛媛FCの集客が先に来てしまっていて、何ができるかという議論から外れてしまっていると感じました。

参加してくれた大学生や高校生からの、問題自体を大きく取り上げてしまうと人は離れていってしまうので、課題解決はしっかりと考えながらどう楽しく取り組んで巻き込んでいくかという示唆はとても興味深かったです。

愛媛FCは村上取締役も出席いただき、顔も出し、話もしてくれました。初めてお話ししましたが、ちゃんと愛媛FCの現状の問題点に取り組もうとしていることが垣間見え、一緒に何かお手伝いできたらと思いました。

2008年に作成した資料も公開させてもらいました。

この方法では、やっぱり一般の方にはリーチは微量だったと感じます。

シャレン!活動での地域課題解決は、ソーシャルビジネスにするための全体像をしっかりと見定め、無償の労力の提供又はその場だけのイベントで終わらないように提案をしっかりデザインしないといけないと感じました。

最後に、ライターの宇都宮徹壱さんのこの重要な活動がサッカー人の心に響いていっていなという問題点が挙げられました。この部分は、とても大事な視点だと思っています。

Jリーグの大きな功績は、サッカーと縁の無かった人をスタジアムに足を運ぶようにしてきたことだと思います。競技者や指導者ではない属性で関わることができるというのは、大きな可能性を秘めていると思いました。ただ、全面にやっていると出すわけにもいかない、ちゃんとビジネスと成り立たせるためのデザインをしていかないといけないということ思います。

今回の回をきっかけとして、定期的に続けていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

=====(以下、告知)

オンライン勉強会、59回目にしてついにJリーグの方に登場してもらうことができました。きっかけになったのは「Jリーグウォーキングバトル」。愛媛FCが2021年後期戦で優勝し、私たちにも何かできるのではないかという希望が生まれたことから始まります。

そこで注目したのがJリーグ社会連携活動「シャレン!」です。

「世界でいちばん地域を愛するプロサッカーリーグになりたい。」っていいですね。

今回のゲストはこのシャレン!活動を推進するJリーグ社会連携部の鈴木順部長です。

こちらの記事でもご紹介されているように、川崎フロンターレからJリーグに入り、この社会連携活動を推進されています。

川崎フロンターレにいらっしゃったとのことで、2011年8月に川崎フロンターレさんに呼んでもらったボクシング対決にも関係されているのでしょうか。

ふろん太vs一平くん ボクシング対決
https://togetter.com/li/173131

私たちとJリーグ様の連携は今回で2回目。前回2018年はJsGOAL元編集長の山下修作さんでした。

一平くんも来てくれてかなり盛り上がりました。その時の様子をブログにまとめて下さっている方がいらっしゃったのでリンクを貼っておきます。

愛媛FCのファントークイベントに参加してきました
http://blog.fankey.info/?p=2968

前回の愛媛FCグッズ担当ズさんとの意見交換もあり、今後どうやって私たちが愛媛FCのお手伝いをしていけるか、他クラブの事例に学びたいと思います。